こんにちは、ナースなごみです。
今日はちょっとリアルな話。
40代になってから感じている「カラダの変化」について正直に書いてみようと思います。
長年オペ室に立ってきたからこそ感じる、私たち世代ならではの“壁”。
「まだまだ若いはず!」って思っていたけれど、体と心はちゃんとサインを出してくれているんだなと気づかされる日々です。ここ数年は本当に日々強くそれを感じるようになってきました。
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■ 体力の限界って“ある日突然”くる
以前は、長時間オペでも翌朝にはすっきり起きて出勤できていたのに…。
今は、6〜7時間の開心術が続いた日の夜、脚の感覚がほとんどなくなるくらい疲れきってしまう。
「え、今日まだ火曜?あと何日あるの…」って気持ちになることも。
疲れが次の日までしっかり残っていると、「これが40代なんだな」と実感します。
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■ 細かい糸が見えにくくなるって、ちょっとショック
ここ数年で気づいたのが、細い糸や小さなラベルが見えにくくなってきたこと。
背景が同じ色の針糸が見えづらく感じたり、持針器に付ける作業が手間取ったり、器械出しの時に「一瞬ためらう」場面が増えてきた。
今はまだ眼鏡やルーペは使っていないけれど、
「見えにくい」ってことが、こんなにもストレスや不安に繋がるんだなって初めて知りました。
そして本当にこれは手術室看護師としてのピークを終えたんだなと、寂しさとやるせなさを感じましたね・・・
外科医に昔聞いたことがあるんです。先生たちの老眼問題。でも医師はルーペやマイクロ(顕微鏡)を使って手術をすることが多いのでそんなに影響はないとの事でした。ルーペや顕微鏡を使わないような手術はそもそも老眼で困るような小さな針糸はあまり使わないですしね。
でもオペ看はそうもいかず・・・大きな機械も髪の毛よりも細い針糸も見るので、ルーペをとったり外したりもできないし、私はまだ使ったことが無いから分からないけど老眼鏡も遠近両方同時には見れないので不便だそうです。
オペ看には本当に身体能力が必要なのかもしれません・・・
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■ 忘れたころにくる、あのドキドキ。たぶん“期外収縮”
一番体への負担を感じたのは、不整脈。
すごくハードな一週間の最終日の金曜日。朝の申し送り時にそれは始まりました。あまり経験したことない変なドキドキ感。脈拍触れたらしっかり不整脈でした。
夜、ベッドに入ってもドクンドクンと胸が高鳴って眠れず、
金曜から3日間ほどずっと続いたときは、「これはさすがにヤバいかも」と受診しました。
でも、いざ病院に行くとその時は症状が出ていなくて…。
医師には「ホルター心電図つければわかるけど、たぶん期外収縮かな」と言われました。土日の連休で体が回復してくれたんでしょうね。本当に疲れが溜まってたんだなと思いました。
実際、治療が必要な段階ではないと言われたけど、
“自分の体がSOSを出してる”ってはっきり感じた瞬間でした。
特に、忙しい時期や強いストレスがかかった時に起きることが多くて、不整脈を自覚する=「わたし今心か身体か疲れているのかな」と、思うようになりました。
自分の疲れって思った以上に自覚できていないんだなと思います。
(看護師さんの不整脈って結構多いらしいです。うちのスタッフにも数人いますもんね・・・)
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■ だからこそ、「自分を大切にする」ことを考え始めた
そんな自分の身体の変化にとまどいながらも
「この先、どんな働き方をしていきたいか」を少しずつ考えるようになってきました。
疲れているときに「頑張らなきゃ」って自分を追い詰めるのではなくて、
“頑張らなくてもいい働き方”を選んでいくこともアリなんじゃないかなって。
でも、手術室看護師が向いてる事も自覚してるし、なかなか決断には至らず数年悩み続けていました。今も手術室を離れて良いのかと後ろ髪を引かれる気持ちもあります。
でもここ数年はずっと同じことで悩んでいるので、一度違う扉を開いてみても良いんじゃないかと思うようになってきました。そんな時に職場でケアマネを目指そうと決めるきっかけとなる出来事に出会いました。そこから勉強を始めて今に至る感じです。
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■ 最後に:同じ40代オペ看さんへ
今まさに同じように頑張っている誰かに届けたい言葉があります。
「一緒に頑張ろう」
「自分を大切にしなきゃだよ」
「仕事のために自分がいるんじゃなくて、自分がよりよく生きるために仕事があるんだよ」
この言葉は、私が後輩によく伝えている言葉でもあります。
オペ看として、誇りを持って頑張ってきた私たちだからこそ、
これからの働き方はもっと自分を大事にしながら選んでいきたいですよね。
オペ看って凄いスペシャリストだと思ってます。
現役で頑張ってる皆様も、これから目指す方も、一回卒業された方も、誇りを持ってオペ看です!って言って欲しいなって思います。
今日も皆様お疲れさまです。
このブログでは、そんな私のリアルな日常や、これからの挑戦も綴っていきます。
よかったら、また読みにきてくださいね
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